お口の周りの筋肉と歯並びの関係について
歯並びは、お口の中で舌とくちびる、頬の力のバランスが調和している位置に自然と並びます。お口のまわりの筋肉が弱く、バランスが悪かったり、いつもお口をぽかんとしていたりすると、舌で前歯が押され、開咬(前歯が開いている)や上顎前突(いわゆる出っ歯)、あるいは反対咬合(受け口)になりやすくなります。また、お口のまわりの筋肉や舌の動かし方が正しくない場合には、食べるときクチャクチャ音を立てる、滑舌が悪い等の問題が出やすくなります。

このようなお口のくせは、不正咬合の悪化の原因になるだけでなく矯正治療にも悪影響を及ぼします。治療中に歯を動きにくくしたり、治療後に後戻りをする危険性が高くなることがあるのです。
筋機能療法(MFT)とは?どんなことするの?
筋機能療法はこのようなバランスの崩れた筋肉の働き・動かし方を正常にする為に行うお口の体操です。
1か月に1回程度来院していただき、ワークブックに沿って、お口の体操をレッスンしていきます(約45分)。最初は舌やお口を上手にコントロールできなくても大丈夫。

この体操はお口の周りの筋肉と舌の筋肉を鍛える筋トレです。おうちに帰ったら毎日決められたセット数、トレーニングを行います。毎日やることで効果が出てきて、上手にできるようになりますよ。一緒にがんばりましょう!
MFTの対象となる歯並びを乱すクセってどんなもの?
MFTはどうして必要なの?
トレーニングにより、
1.正しい舌の位置を覚え、
2.正しい物の飲み込み方を覚え、
3.それを習慣化していくこと
を目的とします。舌のくせが原因と考えられる歯並びの改善や、矯正治療中の舌による歯への悪影響の防止、矯正治療後の歯並びの安定(後戻りの防止)のため、舌のくせを治すことが必要なのです。また、お口の環境を整えてあげることで、装置を使用しなくても筋機能療法のみで歯並び・かみ合わせがある程度改善することもあるのですよ。