高度な検査体制

より良い矯正治療を提供するためには、個々の患者さんの抱える、口元に関する全ての問題を十分に検査する必要があります。

検査により得られた資料を元に、多角的な視点からの分析後、診断を行います。
一人一人オーダーメイドの治療計画・目標を立て、治療スケジュールを策定していきます。
当院で行っている検査の内容をご紹介します。

1.口腔内診査


咬み合わせ・歯並びの現状の確認、舌・小帯などに異常がないかを診察します。

また、むし歯や歯周病などがないか、お口の健康状態のチェックも行います。

2.各種X線検査

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矯正歯科特有のレントゲン検査を行います。

パノラマ・デンタルX線写真

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歯1本1本の状態や親知らずの有無、乳歯の下の骨の中に埋まっているこれから生える永久歯の様子(お子さんの場合)、あごの関節の状態などがわかります。

また、大きなむし歯、大人の方の場合は歯周病の進行度も知ることができます。

側面頭部X線規格写真(側貌セファロ)

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横顔の骨格を調べるための、矯正歯科用の特別なレントゲンです。

前後的な上あご・下あごの大きさや形、その位置関係のバランスや上下の前歯の生え方・角度などがわかります。

側貌セファロは、矯正歯科にとって必須のたくさんの情報が詰まった非常に重要なレントゲンです。

正面頭部X線規格写真(正面セファロ)

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正面から見た顔の骨格を調べるための、矯正歯科用の特別なレントゲンです。

下あごが左右へ曲がっていないか、歯の真ん中と顔の真ん中にズレがないか等を知ることができます。

手根骨X線写真(16歳未満で撮影)

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お子さんの成長発育段階を推測するために撮影します。

例えば、手首の骨が完全に完成(癒合)していれば、身長の増加が終了した時期と判断でき、同時に下あごの骨も成長が終了したのだと知ることが可能です。

手根骨レントゲン分析と成長曲線をリンクさせ成長発育の予測を行い、最も治療効果が期待できるタイミングや短期間で治療が終了できるタイミングを見極めています。

歯科用CT撮影

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過剰歯、埋伏歯、歯胚位置異常、あるいは顎変形症(骨のゆがみ、バランスを見る)など、更なる精査が必要となった場合はCT撮影を行います。

通常のレントゲンでは二次元(平面)の画像ですが、CT撮影により、骨の中での歯の位置を三次元で立体的に把握することが可能となり、より正確な診断・治療を行うことが可能となりました。

コンビーム方式という照射方法を取っており、椅子に座ったまま、撮影時間も10数秒、何度も色んな角度から放射線を当てる医科のタイプとは異なり、照射も一度きりで、被爆線量も医科用CTの1/8~1/50と低水準なのが特徴です。

3.印象採得 (歯列模型作成)


白い印象材(粘土の様なもの)で上下の歯の型と咬み合わせを採ります。
それに石こうを流し込むことで個々の患者さんの歯列模型が出来上がります。

この模型を使って、治療後のシュミレーション模型を作ったり、具体的に治療方針をお示しする際に使用しています。また治療前後を比べることで、どれだけきれいに治ったかお見せすることもできます。

4.口腔内・ 顔面写真撮影

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お口の中の写真は現在の歯並び・咬み合わせの把握に重要です。
口腔内写真専用の一眼レフを使い、規格写真を撮影します。

お顔の写真はスマイル時の歯並び・歯茎の見え方を確認したり、口元のバランスを確認するために撮影します。

5.顎口腔機能検査 (顎変形症の場合のみ)

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咀嚼筋筋電顎変形症など、保険適応の疾患の方の場合には、咀嚼筋筋電図と顎運動検査を行い、咀嚼筋機能の評価をします。

顎変形症治療後(手術後)に、咬み合わせ形態だけでなく機能的にも回復していることを確認します。

検査によって得られた資料を元に、矯正学的な分析を加えます。

専用ソフトで分析を行うことで、咬み合わせの問題が骨格由来のものなのか、骨格に問題はなくて、歯自身の傾きが悪いことに起因するのか、何が原因なのかをきちんと把握することで、どこを治療すべきか、しっかり目標を設定していきます。



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