顎変形症とは?

下あごが前に伸びすぎている(下顎前突)、下あごが左右どちらかに曲がっている(下顎骨側方偏位:非対称)など、上下の骨格のズレが大きい場合は、「顎変形症」の可能性があります。

通常の不正咬合と比べて、上下のあごの骨に大きなズレがあるため、歯並び・咬み合わせを整える際に矯正治療と外科的手術(あごの骨の手術)とを組み合わせた治療が必要となります。

治療には健康保険が適応されます。

当院は「顎口腔機能診断施設」ですので、顎変形症の矯正治療をお受けいただくことが可能です。

治療は以下のステップに従って行われます。

1.術前矯正(1〜2年)

マルチブラケット装置装着!ガタガタなどが強い場合は抜歯をすることもあります。顎矯正手術を行った直後に、しっかりとした咬み合わせになるように、歯列をきれいなアーチ状になるよう調整していきます。

一般的にその治療期間は1〜2年になります。

2.入院・手術(2〜3週間)

歯列が整ったら、あごの骨の手術担当の医療機関で、手術の日程調整と血液検査等の術前検査を行います。通常は手術の前日から入院となります。(医療機関によっても異なる)

手術後は腫れがひく経過を見ながら、2〜3週間の術後管理が行われます。

3.術後矯正(半年〜1年強)

術後、正しい位置で咬めるようになった歯列をより細やかな微調整で整え、安定を図ります。
仕上げの矯正治療(術後矯正)の期間は約1年程度です。

4.保定・メンテナンス(動的処置期間と同程度かそれ以上)

装置が外れて治療終了!といきたいところですが、治療後は「保定」期間に入ります。後戻りを防止し、きれい整った歯並びを安定させる期間です。

この間、後戻り防止のため、取り外し式の保定装置を使用します。むし歯・歯周病予防のための定期的なクリーニングと装置のチェックを兼ねて3か月~半年に一度の来院になります。

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顎変形症の治療費について

健康保険を適応で、術前・術後の矯正治療費の目安は約30万円前後です(自己負担金3割にて計算)。
これに加え、外科手術を行う関連病院での入院・手術費用がかかってきます。

しかし高額療養費制度を利用すれば、収入に応じてひと月内での自己負担限度額が設定されているので、その額を超える治療費が返還されます。

これを利用すると、入院・手術にかかる費用の負担は少なくなり、外科矯正治療2~3年での自己負担額は40万~55万程度となります(自己負担金3割にて計算)。

また、治療費は医療費控除の対象となります。

→外科矯正治療例1(40歳 下あごが出ているのが気になる/骨格性下顎前突症)

→外科矯正治療例2(43歳 下あごが左へずれているのが気になる/下顎骨左方偏位症)



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