受付事務の仕事内容って？
矯正歯科クリニックでの仕事内容の実際とは

受付業務の実際は？

当院は矯正歯科とホワイトニングを中心とした自費メインのクリニックです。

ユニットは矯正治療用3台、カウンセリング室1台、ホワイトニング用1台の計5台で、一日平均30～40名の来院があります。患者層としては、お子様～40代くらいの方が主です。（男女比は、女性のほうがやや多めです）1日の来院人数は30～40名程度ですので、受付をし、ご案内をし、お会計、予約、患者さまからの質問に答える等、やるべき仕事に向き合っているうちに時間が過ぎていく、という印象でしょうか。

受付事務は2名体制をとっています。2名はそれぞれ、受付（会計）メインの日、サブの日、があり、受付メインの日は、受付窓口のカウンターに座り、主に窓口での患者様対応を行います。また、サブの日は、主に事務作業をしながら、随時でかかってくる患者さまからのお電話対応を行い、会計メインスタッフの補佐をします。

現在の受付は、2名とも前職は医療系とは全く違う事務職で、完全にゼロからのスタートでした。当院は、医療系の受付では珍しく、レセプト業務がありません。矯正歯科は自費が中心ということもありますが、カルテ入力業務、レセプト業務はすべてドクターが行っています。そのため、医療の難しい知識は無くてＯＫです。保険診療も一部行うため、保険証の確認など、保険のシステムなど知っておくべきことはありますが、すべて先輩受付スタッフがゼロから指導いたしますので、医療系の経験が全くない方も大丈夫です。心配はありません。

また、会計業務と聞くと、お金を預かるのは少し不安、という方もおられます。当院では、今夏より自動つり銭機が導入されることになりました。お預かりしたお金をそのままレジに投入するだけですので、レジ打ちなどの経験が無くても、それほど心配される必要は無いかなと思います。

どんなスキルが必要？向いている人とは？

受付の仕事で一番キーとなってくるのは人と接する仕事だということ。

私たちは、患者さまが安心して通院できるような、心配り、相手の目線に立った思いやりのある対応をすることを大切にしています。受付スタッフは、ドクター・衛生士の間に入り、長いお付き合いの患者さまの希望や疑問、思いをドクターに伝え、橋渡しをすることも、とても大切な役割になってきます。
そのため、コミュニケーションが得意である必要はありませんが、人と接することが苦でない方のほうがよいのかなと思います。
また、基本的なＰＣのスキルがあると、苦労されないと思います。

事務作業の際、簡単な書類や表、掲示物などを作成することがあるため、ワード、エクセル（簡単なもの）のスキルはどうしても必要になってきます。
当院では、入社した方をすぐに「即戦力！」とは思っていません。きちんとしたスキルを身につけていただくため、まずは3ヶ月間、研修リスト、マニュアルに沿って一つ一つ習得していきます。先輩スタッフに付き、先輩の動きを通して、仕事の流れを理解し、学んでいきます。

１日の流れ

スタッフの声

受付事務　Kさん　37歳女性　13年目

事務職の中でも、永遠に数字を見て作業するよりも、人と話をする事務の方が良いなと思ったこと、また、自分が通院していた歯科の受付の方を見て、こんな仕事もあるんだな、自分にもできるのかもしれない、と思ったことから、面接を受け入社しました。


はじめは、知らない単語の意味をメモしていましたが、慣れてくるに従って、周りの先輩方が何と説明しているのかを見聞きし、仕事を覚えました。自分が電話で予約をとった患者さんのカルテを後日確認し、どういう処置が行われたのかを見ると興味深く、さらに理解を深めることができました。私は、歯科の知識が全く無く、レセプトの資格もなかったので、仕事の内容を理解できるだろうか、大丈夫だろうか、と初めのうちは不安でした。しかし、知識の基本については、入社してから教えていただき、また当院ではレセプトが必要なかったので、日々の業務に専念できました。

矯正歯科は患者さんの治療終了まで長いお付き合いになりますので、はじめの初診の相談時に私が対応した方が、装置を外すご予約を取ることになったときには、「ついにあの方も終わられるんだなぁ」と、こちらもうれしい気持ちになります。
また、患者さんに対応していて、質問をされた際に、以前聞かれた経験を活かして、前回よりももっとわかりやすく説明することができて、患者さんがすごく納得されたときは、達成感があります。

スタッフの少なかった当初から、9名に増えた今も全員仲がよく、何でも相談しやすい環境です。福利厚生がしっかりしているので、自分が将来どう働いていくかも考えやすく、自分の時間もちゃんと取ることができ、ここで働けてよかった、と思っています。